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参考リンク:社交不安障害のアセスメント 重症度評価尺度「LSAS」

 
 
社交不安障害(あがり症/対人恐怖症)への認知行動療法 
治療の最初は症状を細かく把握することになります。認知行動療法をしっかりと行うためには症状を丁寧に把握する必要があります。なぜなら認知行動療法を行うためには、どのような症状が起こっているかを把握しておかなければ適切な治療を考えられないからです。以下の点に注意して症状を把握しています
 
  • 場面の把握
  • 不安なときに考えていること
  • 身体症状
 
症状の把握には、LSASと呼ばれる尺度を用います。定期的に症状を把握することで、治療の進行具合をチェックします。特に社交不安障害の方は、色々な場面が緊張するために、「どんな場面が緊張するか?」と言われても、全部が緊張すると言われる方が多いです。そのため、おおまかな傾向をしる目的でも、LSASを使います。このLSASを回答しているうちに、「こんな場面は苦手」「こんな場面はまだ大丈夫」などのように分かってくることもあります。
 

 

 

社交不安のアセスメントについては、製薬会社の医薬品のマニュアルで診断基準の表が掲載されているものがありましたので、紹介しておきます。

 

DSM-5 における社会不安障害(社交不安障害)の診断基準

・社交不安障害の重症度評価尺度 LSAS-J(Liebowitz Social Anxiety Scale 日本語版)

 

 

 

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Excelで計算してみました。
総合計は31点でした。ほぼ「境界域」と言えるかもしれません。
行為が10点、社交が17点でしたので、社交的場面が若干高いようです。
自分としてはまだまだ社交不安の影響は残っているなあと感じます。
さらに点数を低くするのが目標です笑 5点とか0点になりたいですね・・・。
 
 
自分の症状を知るヒントになると思いますので、よかったら実際にやってみてください。
 
 
 

社会不安障害認知行動療法の参考リンク集

 

 

 

社交不安障害の認知行動療法一押し本

 

 

内気と不安を軽くする練習帳

内気と不安を軽くする練習帳

 
 

認知行動療法について非常に丁寧に書かれている本。

「練習帳」の名の通り、社会不安を克服するためには地道なトレーニングが必要ですが、ひとつひとつ章立てて書かれているので、段階的にステップを登っていけます。自分の思考や行動を記録していくやり方の説明も明確でわかりやすく、具体的・実用的で、読むと励まされるような気持ちになれる本です。
 
 

 

図解 やさしくわかる社会不安障害

具体的な治療法、不安にとらわれるメカニズムの解説などを解説した、SAD治療の入門書的な本。

わたしは数年前にこの本を読んだことがきっかけで治療につながれました。